2012年3月6日火曜日

クラウドについて思うこと 2


続き。
先ほどはクラウドのメリットや目的であったが、今回はリスクとおもっていること。
1 セキュリティ
2 情報のサイロ化
3 ビジネスニーズとの適合性(カスタマイズについて)
まずはセキュリティについて。情報漏洩のリスクである。ただし情報漏洩の大半が内部からの情報漏洩であることを思えば、クラウドにすることでそれが問題になるほどのインパクトになり得るだろうか。
また、あなたはタンス預金と銀行預金、どちらを信用するのだろうか。もちろん実績があって信頼できるベンダーを選択する必要はあるが、セキュリティに関してクラウドは特にリスクを大きくしない。またBCPの観点からもクラウドにする価値はでてくる。
次の情報のサイロ化であるが、これはSOAの導入を同時に考え、MDMを利用することで統合環境を構築し、サイロ化を防ぐ必要がある。iPaaSも発展途上ではあるが統合環境構築においては視野に入れておくとよい。
最後のカスタマイズに関してが最大の問題である。
要求との適合性、すなわち品質はクラウドによって得られるメリットであるコスト、スピードの犠牲になる。要求との適合性だけで見ると、スクラッチ>パッケージ(オンプレミス)>クラウド(SaaS)となるがコスト、スピードとのトレードオフが効くかどうかと将来性を見越して判断するべきと考える。

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